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大半の庶民と何が違うのか

司法試験3ヶ月 論文問題集 勉強法

司法試験に短期で合格するにはどのようにすればいいのでしょうか。


司法試験では論文と短答がありますが、特に論文は司法試験独特のものできちんと対策をしなければなりません。
さらに、論文の勉強をするなかで得られた知識は短答でそのまま問われますので論文の勉強をすることは同時に短答の勉強をすることでもあると言えます。


たしかに、論文で必要とされる知識以上のものが出題される可能性もありますが、頻度としては少なく
仮に出題されたとしても合格安全圏は8割ですし、選択式なので基本的な知識さえおさえておけば、それをもとにあとは消去法で大抵は解けたりするものです。




したがって短期合格するには論文対策をすればいいでしょう。



それでは具体的に論文合格に必要とされる知識はどの程度のものなのでしょうか。


それは、試験で出題頻度が高く、受験生ならば当然正解するであろう基礎的な知識であり、それを応用が利く程度にまで使いこなせる必要があります。
基礎的な知識を単に保有しているだけなのと、それを応用が利く程度にまで使いこなせるようにしておくのとでは天と地ほどの差があります。

そして、司法試験で問われる応用力は基礎的な知識をもとにしています。
やはり基礎が重要なのです。


また、論文合格は5、6割取れればいいので、いかに基礎が大切かが分かるでしょう。



5割以上の部分にまで手を広げるとキリがない上、
そもそも合格には必要ないので無意味です。
大切なのは、基礎を使いこなせることです。


それらを身につけるには論文合格に必要な基本的問題を集めた問題集が最適だと言えます。


各科目1冊ずつ、問題文、答案例が記載されていて
オーソドックスでメジャーな知識が問われる問題が一通りあるものがいいです。


まず、これを読みます。
それで分からなければスマホなり六法なりで調べたらいいですが、ちんぷんかんぷんな場合は、適性がないとして諦めるか、予備校の入門講義を受けることをおすすめします。


とにかく最初は読み込んで理解をすることです。

そして、2~3回ほど読んで理解できたら、
今度は問題文を見て答案構成をします。


民法なら、

①こんな請求をしたい。

②そのためにこんな条文を使いたい。

③ただ、その条文上、今回のケースでは素直に使えないのではないか?

④しかし、だれだれを保護し、だれだれの責任を鑑みると、かくかくしかじか、、、適用できる。


⑤今回のケースではこうだからやはり適用できる。


⑥したがって請求できる。



このような短文でさくさくと答案構成をします。

これができれば論文が書けたに等しいです。
なぜなら答案構成は実際の答案の圧縮バージョンに過ぎないからです。

これを全科目行います。
最終的には問題文を見て反射的に答案構成ができるレベルにまで持っていきます。

一冊の問題集につき10問だとして7科目ですから
約70題。


一日1題だとしても約3ヶ月で一通り勉強できます。

もちろん、新しい問題をこなしつつ、すでに読んだ問題の復習もしたり、分からないところは基本書や六法で調べたりするので勉強量としてはかなりのものになるはずです。

これらを終えた頃には論文はもちろん短答も驚くほど解けるようになっていると思います。


短答の対策はあえてしない。


論文で得た知識単体だけで4~5割は解け、残り2~3割については論文で得た知識をもとに消去法で解けると思います。


まずは、3ヶ月論文の勉強をして予備試験なり行政書士試験なり受けてください。

ここで合格しなくても来年の受験までに必要なことは予備校の答練を受けたり、短答過去問を解いたりとアウトプットに専念することだけになります。

これは非常に楽しいし楽です。
知識が入っているためアウトプットが楽しくなるのです。

そうすれば2回目は確実に受かるでしょう。


論文問題集を使った3ヶ月論文勉強法はまさにインプットとアウトプットのハイブリッドなのです。


なので、とてもしんどいです。
インプットがまず大変だし、それを同時にアウトプットの形で押さえていくからです。

挫折者はここで挫折するでしょう。

だから最初は予備校の入門講義を受け、インプットに専念できる環境下にあった方が楽ではあるでしょう。

しかしながら、いずれはアウトプットしなければいけません。


アウトプットはできるだけ早い段階で行っていた方が後々楽です。


大切なのは、問題文と答案例を読んで理解できるということです。


この理解を助けるのが予備校の入門講義であり、六法であり基本書なのです。


そして反射的に答案構成ができるようになること。

武器はたくさん所有してもうまく使いこなせなければ意味がありません。
ここが落とし穴で武器をたくさん所有するだけで安心する不合格受験生がたくさんいます。


それよりも、限られた武器を最大限に磨き上げることが重要です。
たくさん武器の種類があったとしてもその多くは似たり寄ったりで、戦には不要で、まず、ごく限られた武器だけを磨き上げれば、あとはそれをもとにどうにでもなります。英単語の派生のようなものです。
また、ごく限られた武器をきちんと磨けば、あとは似たり寄ったりなので自然とすぐに使いこなせるようになります。
また、自然と頭に入るものです。


基礎的な知識を入れること自体は多くの受験生が行っていますが、マイナーな知識やマニアックな知識を入れることを実践している人は少数派です。
なぜなら合格に必要のない知識だから。
しかし、基礎的な知識の深い理解をもとに応用が利く程度にまで使いこなせるように勉強している受験生はもっと少数派です。これは合格に必要なことなのに。特に優秀答案を書く上で。
しかし、それがかなりの少数派になってしまうのは
人間、既に仕入れた基礎的な知識を使いこなす練習をするより、まだ見たことも聞いたこともない知識を仕入れる方が受験生としてのレベルがワンランクアップした気がして合格に近づきそうだという錯覚に陥るからです。
さらに、問題作成者はこれにとどめをさすかのようにたびたび難問、奇問(合格には不要)で煽り、合格に必要な基礎的な知識を仕入れ使いこなせるようになることへの邪魔をしてくるのです。


見事にこれらのカモになった受験生は、いつまでたっても合格することができないのです。


素振りが大切です。

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