0.02%の金持ちになるには

大半の庶民と何が違うのか

コロナウイルスについての近況報告

全人類は余命宣告された病人あるいはその予備軍になってしまった。
それを受け入れた者はどこかふっきれたように外出しマスクをせず、(入手できないのかもしれない)今まで通りの春を謳歌しているように見える。
そして、コロナに怯え、終息を信じる者は自宅にこもりニュースを眺めうずくまっているのだろう。
いずれにせよ、滅亡は滅亡であり、それまでどんな生き方をしようが人の勝手であり、誰も口出しはできない。
恐らく、あと4,5年もてばいいほうだろう。
その間に感染者数が飛躍的に増大し、死者も増え、
首都機能は麻痺し、インフラも停止する。
流通は途絶え、電気も通らなくなり、人は自給自足をすることが求められるようになるだろう。
そして貨幣はその価値を失い、物々交換が主流になるだろう。
パンデミックが起こる。
コロナは突然変異を好み、人の細胞を蝕むことを黒ずんだ尖った歯をむき出しにしながらさもゲームみたいに楽しんでいるようだ。
強力な致死率を誇るコロナに変貌した世の中に置かれた我々にできることは、その不可抗力的な事物を受け入れ、ただ残された命を静かに燃やすしかないのだ。まるで線香花火のように。
もちろん、コロナとは言ってもいずれは終息し、過去のこととなり、笑って話せるようになるだろう、
何をそんな危惧しているんだと眉をひそめる者もいる。
しかし、それは平和ボケだと言わざるをえない。
我々は平和ボケしている。
だから、コロナの特効薬開発にも本気になれない。
そして死んでいく。
不景気のなかで未曾有の大災害を経験し、社会保障の不安定さや将来への不安などから多くの人間のもつ死生観が変化し、生への執着が消えかけている。
無関心が人の死まで、あるいは自らの死までに及んでいる現代にあって、感染病のような危険因子は脳内のゴミ箱に捨てられるだけなのである。