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大半の庶民と何が違うのか

中学生向けの性の教科書作ってみた

「 前書き

中学に入り、男の子も女の子も身体に変化が訪れてきましたね。

男の子は、何気なく陰部をしごくと気持ちよくなってきたり、女の子は胸が膨らんできたり、どうしてこのような変化が訪れるのでしょうか。

さて、性の世界をみんなで覗いてみましょう。


目次(理論編)


1、 なんか白い液体が出てきたよ

2、女の子の日を分かってあげてね

3、私たちはどのように産まれてきたの

4、避妊具をつけてね

5、アダルト動画に気をつけて

6、セックスをしないという価値観を認め合おう

7、性に関連する犯罪について

8、セックスにも依存症があるのは


目次(実践編)

1、セックスを鑑賞しよう

2、避妊具を付けてみよう






1、なんか白い液体が出てきたよ

中学に入り、部活に勉強と充実した日々を送っている太郎くん。
先日の体育の授業終わり、教室で着替えていると何やら隅の方で複数の同級生が騒がしい。
気になって見てみると、同級生の一人が陰部をしごき、最後には陰部を揺らしながら白い液体を放出したのです。
太郎くんはびっくりしましたが、実は太郎くん自身も自宅のトイレで最近、自分の陰部をしごいていたのです。



Q.同級生の陰部から放出された白い液体は何でしょうか。

1、牛乳

2、精液

3、尿

4、水

5、汗


正解は2の精液です。
精液(せいえき)とは、動物にみられるオスの生殖器官から分泌される精子を含む液体。交尾や産卵の際、メスの卵細胞と受精するために、オスの生殖器から放出される。メスの体内で精液を放出し体内受精をする動物の射出は「射精」、水中に精液を放出し体外受精する、魚類や両生類などの水棲動物の射出は「放精」と呼ばれる。

精液は液体成分「精漿(せいしょう)」と細胞成分「精子」とで構成される。

精液は、その3割程度が前立腺の分泌液(前立腺液)で、残りの7割程度が精嚢からの分泌液(精嚢分泌液)で、これらの混合物の中に精子が懸濁している状態である。倍率400倍程度の顕微鏡で精液を観察すると、精子が鞭毛を動かしながら泳いでいるのを観察することができる。一般的には、精液といえば、精子も混ざった液体を指すが、無精子症、精管結紮(けっさつ)後の精液などでは、精子が含まれていない精液が体外に放出されることになる。

ヒトの精液は、射精直後は濁った白色ないし黄白色の粘り気のある液体であるが、10分程経過するとほぼ透明のさらっとした液体に変化する。その理由は、射精直後には粘り気により女性生殖器内から精液が漏れ出すのを防ぎ、その後は精子の運動を助けるためにさらっとした液体に変化するものと考えられている。


そうこうしていると別教室で着替え終わった女子たちが戻ってきました。
さっき射精した男子は慌てて陰部を隠します。
太郎くんもなんだか照れ臭くなってきました。
そして戻ってきた女子を見て思いました。
女子って最近、体育の授業に出ていない人が多いよな。
グラウンドの隅の影で見学していたり。
女子にも何か変化があるのかな。」ここまで







ざっくりとこんな感じです。
まず、理論編と実践編に分け、使える性の教科書を目指しました。
特に理論編では射精や生理の知識のみならず、避妊具の種類や装着法、アダルト動画の注意点、新しいセックス観などを織り交ぜ、性的マイノリティを尊重し、柔軟な考え方ができるよう配慮しました。
また、実践編では、セックス鑑賞と避妊具の装着の二つを取り上げ、いずれか一つは実施するよう推奨しています。
セックス鑑賞については文科省作成のオリジナル動画が好ましいでしょう。
避妊具装着については、男子はコンドーム、女子も女子用のリングを装着させ、ピルなどのアフターケア法についても学びます。


教科書全体の構成として、最初は皆が疑問に思っているであろう身近な話題から興味をひき、本編では事例形式でリアルな場面に即した内容となるよう配慮しました。また、クイズ形式とすることで、後の理論面での説明をスムーズに取り入れられるよう工夫しております。
教科書はストーリー形式で進んでいくので、次回の内容もうっすらと前編で分かるようになっており、関心を削ぐことなく読み進められると思います。


この教科書の最大の特徴は性的マイノリティに配慮できるような内容になっているということです。
既存の性教育はあってないようなもので、大半はアダルト動画で学びます。
しかし、そうした一方的でファンタジスティックな内容がかえって性犯罪の誘発、望まない妊娠、セックスの強要、偏ったセックス観の形成などにつながってしまっていると考えています。
そうしたことを防ぐために、セックスは嗜好品のようなもので、好きな者同士の社会的にも成熟した大人がお互いに尊重し合ってリスクも理解した同意の上で行うことだという風に教育し、間違ってもセックスをするべきだ、セックスは皆好きだ、男女はセックスをするものだという偏見は無くし、セックスが嫌いな人間、セックスをしない愛の形など様々なセックス観に触れ、性の様々な価値観を認め合える人材の育成に励みます。


文科省検定済み教科書となる日も近いでしょう。