ラブホテル
僕は今、ビジネスホテルの部屋にいる。 有名な寝具メーカープロデュースのセミダブルベッド、過不足のない各種アメニティ、掃除のプロによってきれいに清掃された部屋。 今日はお盆休みのうちの1日だからいつもより多いようで、扉の外から宿泊客が出入りする…
「換気の徹底、スタッフの検温、アルコール消毒の実施などを行っておりますので安心してご利用ください」ラブホテル「6亀頭」のオーナーである江藤さんが眉間にしわを寄せながらこの前貼り出した感染症対策のためのポスターを自分の頭より上に持ちながら管理…
花火のない夏なんて考えてみれば初めてのことだ。 僕にとって花火は夏の風物詩で花火を通して様々なインスピレーションを受けてきた。 電車の窓から偶然、目撃した花火も、観覧席の一番前を陣取って眺めた花火も、そのどれもが僕の心を打ち、糧となっていた…
護身用に警棒、スタンガンを所持しているから万が一への備えはできている。 子どもの頃から格闘技をやっていたし、最近ではスポーツチャンバラも始めた。 私が働く事務所は駅からのアクセスが悪く、その分賃料は抑えられている。 この仕事を始めようとしたき…
「これロレックス?」「そうだよ。エクスプローラーっていうスポーツタイプのものだよ」聖子は僕の右腕にそっと手を触れ、そのまま指先をロレックスに滑らせた。「この前、職場で検温したら37℃越えてて、焦った 。あの非接触式の検温計、絶対に狂ってるよね…
あれは昨夜、一人でドライブしていた時のことです。 最後のことづて公衆電話ボックス situation1 深夜のドライブ緊急事態宣言が出されていても外出自粛には嫌気が さしてきた薫は一人で深夜のドライブに出かけていた。 国道をひたすらまっすぐ西へ進む。 都…
「今日寒いね。」 僕らがいるビルの真下では乗用車が職務質問を受けている。 そして4月にしては風が冷たい。 そして人がいない。 少女は何かを求める顔をする。 餌を欲した野良猫のように。 僕はとりあえず頭を撫でる。 すると少女の口角が上がった。 脇腹あ…
閑散としている都会はどこか地方都市のメインストリートを彷彿とさせる。 そこにCG合成でもされているかのようにぽつんと立つ少女。 とびっきりの笑顔は視力の悪い人間が遠くからでも捉えることができるほどはっきりとしていて美しかった。 パステルカラーが…
今日は夜遅いしコンビニのうどんでいいか。 うわーSNSチェックしてたらもう深夜2時だ。 最近、運動してないな。ずっとスマホを触ってる。トイレの後、手を洗わない人。 風邪をひいてもマスクをしない人。 口元を手やハンカチで被わず平気でくしゃみやせきを…
ふつう自信があるから身体を許しそうですが、実は自信がない女ほど早期に身体を許しやすい。それはある意味身の程をわきまえてるというか。30歳までが私の女としての生命だと自覚しているのです。一方、自信がある美女はゆとりがあるため早期に身体を許さな…
ある高校生の勉強机にはたくさんの参考書がありました。 成績は下位です。一方で成績優秀な受験生の机にはたった一冊の薄っぺらいテキストのみ。 それを何百回と回しているそうです。 これができるかできないかが勝負の分かれ目です。 恋愛も実は一途な方が…
クリスマスは性犯罪者が一年で最も活発になる日。イブと言えば恋人と過ごす人が多いというが、そんな日には性犯罪者がたくさんわきます。 しかし、性犯罪者と言ってもいきなり強姦してくるわけではありません。たとえばラブホテルに入る瞬間を撮影し、売り込…
今どきの大学生はエッチを全くしません。 理由は2つあります。 ひとつは就職に不利になるからです。 ある会社の人事部長によるといわゆるリア充は取りたくないとのこと。 男の匂いがしたり、大学生の間、散々セックスにふけっていたんだなと思う女子大生を見…
甘い蜜がまとわりつく暗くて少し温かい小部屋で その時を待つ。 湿った小部屋は奥まで続き、突き動かすたびに蜜が絡まる。 小部屋は丸く引き締まった柔らかいものに覆われ それを上下左右に振りながらいい場所を探しだす。 そのたびに吐息と肩から脇にかけて…
「 前書き中学に入り、男の子も女の子も身体に変化が訪れてきましたね。男の子は、何気なく陰部をしごくと気持ちよくなってきたり、女の子は胸が膨らんできたり、どうしてこのような変化が訪れるのでしょうか。さて、性の世界をみんなで覗いてみましょう。 …