0.02%の金持ちになるには

大半の庶民と何が違うのか

彼女とのデートを文字化してみた2

「今日寒いね。」
僕らがいるビルの真下では乗用車が職務質問を受けている。
そして4月にしては風が冷たい。
そして人がいない。


少女は何かを求める顔をする。
餌を欲した野良猫のように。
僕はとりあえず頭を撫でる。
すると少女の口角が上がった。



脇腹あたりに手を回す少女。
ハグをねだっているのか。
エレベーターの中で思いっきり抱きしめた。
前のデートより甘い匂いが彼女からした。


「寒いね 。早くあったかいところに行こう。」
彼女はまるでテーマパークにでも行くかのような素振りでラブホテルの自動ドアを通過した。


その通りだ。
フロントはシャンデリアだ。
そしてあたたかい。



部屋に入ると彼女は即座に暖房をつけ、照明を落とす。
「今日は君に弾き語りをしたい。」
僕はカポのついたアコースティックギターを指弾きし、ワンコーラス歌った。
発声も何もせずの本番。
彼女は両親から初めてプレゼントをもらった時のような表情でこちらを見つめているように見える。

「ありがとう。」
彼女を目をキラキラさせ、ギターを見ている。
「君も触ってみる?」
僕はギターを彼女の元へとやった。
ドラえもんの道具で照射したかのようにギターがどんどん大きくなっていく。
「へぇーこんななんだ」
彼女がギターを抱える姿はCDジャケットにぴったりだ。


「ベッド行こう」
僕はシャワーを浴びてバスタオルをくるむ。
そしてベッドにダイブする。
おそらくこのために生きていると言わんばかりに。
そして彼女の下半身へとダイブする。
「いい匂い」
「もぉー、匂いなんかしないよぉー」
彼女は照れていた。



二人は同じシーツに身体を沈め、同じ視点で天井を見つめる。
そして、僕はゆっくりと胸に触れる。
「あんっ」
まだ露出もしていないのに息が漏れる。
彼女の身体を起こし、後ろから抱きしめ、ボタンを外していく。
そしてホックを外す。
ピンクの実がおいしそうだ。



さっき、コードを押さえていた僕の左手は今は彼女のコードを押さえるために手探り状態だ。
でも、触れた瞬間、濡れていた。
ぬるぬるとしていて少しあたたかい。
僕は上下左右にまさぐる。
「気持ちいい」
「っはぁん、、あんっ。あんっっ、」
頬が紅潮し目も開けていられなくなった彼女は口も開いている。
そして身体全体が痙攣している。
僕はじわじわと溢れ出てきた粘度50%の果汁を嗅いでみる。
「っんもう、恥ずかしい」
「甘い匂いがする」
僕は果汁のついた人差し指を彼女の鼻に向ける。
「やめて、恥ずかしいっ、、」


僕は再び、彼女を愛撫する。
「ピチャピチャピチャと音がするよ」
「もーう、やめてっ、恥ずかしい」

体育の先生が口うるさく準備体操をしなさいと言っていた意味がやっと分かった。
時間をかけて愛撫してやると次第に彼女の下半身が開けてくるのだ。
僕はその開けた下半身への潜入を唯一許された特殊部隊のエースだ。
潜入の許可が下りたようだ。
細心の注意を払い、潜入だ。



「あん、あんっ」
彼女に日常会話は通用しなくなってしまった。
頬を紅潮させ、目は半開き、口も半開きで股を大胆に開き、あえぎ声を出しているだけの制御不能系女子と化した。
僕は彼女の奥を攻めたり、上を攻めたりしている。
そのどこかに当たるたびに彼女は声にならない声を漏らす。
僕は中の突起物や柔らかい部分などを感じ取りながらさらに奥深くへと侵入する。
彼女の身体からは汗が出ている。その火照った身体を強く抱きしめる。
もう彼女の全てがびしょびしょだ。



濡れはいっこうに収まらず、僕はクリトリスを優しく撫でてみた。
すると彼女はそのまま天井を破ってしまいそうなぐらいに痙攣した。
「おかしくなりそう」
息づかいが荒くなり、彼女の理性はどこかに飛んでいってしまっているように感じる。
「気持ちいい」
もう力が入らないようだ。
このまま彼女の身体と僕の身体が同時に溶けて男と女という隔てすらなくなっていくようだ。

「イキそう」
「イッて」


イクまでの時間が長ければ長いほどイッた時の快感が凄まじいのは男も同じだ。
だが、そう簡単にコントロールできるものでもない。
マグマがこみ上げるような感覚は意図して作り出せないのだ。
にも関わらず、今日はそんな感覚を覚えた。
イキそうだけどまだイカない。
この感覚が持続しているのだ。
僕は嬉しさのあまり腰を振るスピードを上げた。
彼女のあえぎ声も大きくなる。




火照った彼女の敏感な裸体に全てを注ぎ込む。
彼女の果汁と僕のカルピスの原液のようなものを混ぜ合わせたスペシャルカクテルはいかがですか。
彼女の敏感なその入口は滑りがよく、きつく締まり、突起物に満ち溢れている。
そしてあたたかい。



四つん這いになった彼女を後ろから攻める。
また濡れ始める彼女。
「気持ちいい、本当におかしくなりそう」
「もう、ダメ」
彼女の割れ目を開いてみる。
美しいピンク色だ。
そして艶がある。
僕のピストンは何拍子なのだろう?
あるいは何小節?
僕のものが彼女の奥に当たった時、彼女はあえぎ声を出す。
まるで何回も鐘を鳴らしているかのようだ。
リズミカルに、スリリングに。

二人で果てた。
訳が分からないぐらいに、視界がぼやけるぐらいに。


みずみずしくてハリがあってつやがあってよく濡れる女の子です。



僕は彼女の入口に顔を沈める。
恥ずかしいと照れて笑う少女。


いい匂いがする。
この匂いを嗅ぎながら創作活動をしたい。
きっといいものが書けそうだ。
そして仕事中は彼女の胸をもみくしゃにしながら
電話に出たい。



「おかしくなりそう」を最後に彼女との交信は途絶えた。
彼女の顔を見ると白目を剥き、口がヘの字になり、舌が取れそうなぐらい出ている。
そしてピクッピクッとこちらの交信に応じることさえできなくなっている。
彼女はイッているようだ。
そこに彼女はいない。




「心臓がバクバク言ってるよ。」
ほどなくして理性を取り戻した彼女と抱き合った僕は彼女にそう言われた。
そうか、セックスは心臓の動きまで見破られてしまうのか。
「私も攻めたい」
そう言うと彼女は僕の乳首を触り、なめてきた。
僕は彼女の乳首を押しながら「ピンポーン」と言ってみた。
「もぉー、何してるのっ!」
僕は小学生になったみたいだ。
母親に怒られている。
「ごめんなさい」




時間という概念が亡くなり、時を忘れ、僕らは愛し合う。
彼女のスマホの通知音が鳴ろうが、電話が鳴ろうが彼女はお構いなしだ。
それぐらい夢中になっている。
もう、誰かがドアをノックしてくれないと終わらせることができないのではないかと思うぐらいに。
いや、下手すればその音にさえ僕らは気づかないかもしれない。
夢中になるエッチを愛液と精液と汗でまみれたシーツの上で奏でる。
何もかも忘れられる至福の時だ。



コンドームの着け方を前回、教えたから今回は彼女にやらせてみる。
僕の勃起した陰部は彼女の被せたコンドームに覆われた。
でも、精液溜めが異様に膨らみ、コンドームが外れそうになっているのを後で見て、これなら彼女のせいにできると思った。



やがて僕らはシャワーを浴び、服を着る。
「また聞かせてね」
彼女はにっこり笑う。
「また奏でよう。」


「あたたかかったね。」
「そうだね。」
そんな会話がラブホテルの廊下に響く。
そしてエレベーターの扉が開く。



彼女はハグを求めてきた。
僕は全力で応じる。
臀部をまさぐりながら。
防犯カメラのエロおやじども、にやにやしてんじゃねーよ。



「ありがとう。楽しかった。」
「こちらこそありがとう。」


ラブホテルを出ると風が吹いていた。
「寒いね。でもさっきあったまったからね」
「うん」

ラブホテルの前で二人は立ち止まり、見つめ合う。
彼女は上目遣いになり、キスを求める表情でこちらを見つめる。
僕は彼女を抱きしめた。
映画やドラマの撮影ではないからね。


「こんなとこで、恥ずかしい」
彼女は照れている。
彼女からはより甘い匂いがした。
僕が果汁をたくさん抽出したせいだ。
そして僕の身体や衣服にも彼女の甘い匂いが移っている。
もちろん、精液の匂いと混じって。
そうなると彼女の身体や衣服にも僕の精液の匂いが移っているはずだ。
でも、僕には分からない。
艶があるすべすべの黒髪少女。
まだまだ絶滅してないじゃないか。




名残惜しそうに僕を見つめる少女。
ベッドの上でお姫様抱っこしたり、おんぶしようとしたな。
そしてそのまま挿入しようとしたっけ。
そうした体位は難しいな。
AVでは軽々とこなしているけれど。



彼女の手は小さくて柔らかい。
靴も小さい。23センチとかそれぐらい。
僕は26センチだと答えると「大きい」ってびっくりしてた。
手を繋いだり、頬づりしたり、全てが記憶となって
財産となる。
愛って言葉にするのは難しい。
でも、存在しているような気はする。
ぼんやりしていて、儚いものだとしても。