不思議なもので、キーをやたら上げるとしょうもないメロディでもましに聴こえるんですよね。
流行りの曲でもこのメロディ、キー下げたら昔のフォークソングよりも酷いだろう、みたいな感じで聴いてます。アレンジもしかり。
どんどんどんどんキーの高い曲がうけ、歌手の声帯は摩耗され、活動停止。
本当に作り込まれたメロディなら極端にキーを上げなくてもうけはいいはずです。
今のJポップは軽自動車のようなステアリングでドイツ車並みにかっ飛ばすという危険な状態なのです。
つまり、ドイツ車が作れなくなってきているのです。なのに、ドイツ車以上の走り方を軽自動車でしようとする。
見事にアンバランスな状態なのです。
なぜ、今のjポップはいい作り込まれたメロディを目指さず、とにかくキーを高くしてインパクトだけを押し出そうとするのか。
たしかにいいメロディなんて簡単にできません。
しかし、それを棚に上げ、キーを高くすることでごまかしていいのでしょうか。
本当にいい曲はいつまでたっても飽きません。
今のjポップはキーだけ高い消耗品のようなものになっている気がします。