0.02%の金持ちになるには

大半の庶民と何が違うのか

アルコール消毒

彼との半同棲(小説)

上京して2年が経過しようとしていた。 就職した広告代理店は上司の軽いセクハラ発言を抜きにすれば比較的働きやすい職場だった。 実家の母はよく野菜や米などを送ってくれる。 段ボールに貼りつけられた伝票の母直筆のサインを見るたびに帰省した気分を味わ…

裸体眼(小説)

中高生の頃、視力検査ではクラスで唯一、両目とも2,0だった。 マサイ族だといじられるのも悪くなかった。 当然、コンタクトか眼鏡かの話題になんて入れないし、眼精疲労や眼がしょぼしょぼするなんてニュアンスには無縁だった。 視力が良すぎて遥か前方の信…

就活生裕美子(小説)

「持ち物は、ペン、身分証明証、ノートです。 当日は腕章をした係員がおりますのでひと声かけていただければと思います」 「あと1点ですが、マスクの自慰さんとアルコール消毒のご協力をお願いいたします」 裕美子は笑いながらスマホの文面を突きつけてきた…

本当の悪を見極める

悪人と聞いてあなたは何を思い浮かべますか? 本職?殺人鬼?詐欺師? いずれも正解です。 では、悪人とはそれだけを指すでしょうか? 答えはNOです。 本当の悪はもっと複雑で醜いものなのです。 そうした悪を見極める知識は学校では学べません。 社会という…

緊急事態宣言解除後の日常を予想する

緊急事態宣言が明日、一部解除されるそうです。 また、特定警戒都道府県に指定されている地域でも一部解除が検討されているそうです。 緊急事態宣言が解除された後の未来を覗いてみましょう。 まず、マスク着用は当たり前になるでしょう。 理由はコロナが怖…

最も幸せを感じられる年収について

ネオヒルズ族とかさ、いるじゃん。 フェラーリ乗り回してタワマンに住んで。 私はあれを見てもちっとも羨ましいとは思わない。 むしろ、寂しそう、とか胡散臭げだなって感じる。 そして意外にもそう感じているのは私だけでないことに気づかされる。 ああいう…

捏造された夜の街 3(完)

「家族?家族の定義ってなんだろう?籍を入れてるとか入れてないとか、血がつながってるとかつながってないとか、どうせそんな基準で聞いてるんだよね?ならいないよ。」なぎさは真顔で強く言った。 その一方でなぎさの白くてみずみずしい手先はテーブルに置…